ユーキャンボールペン字講座第2巻

ボールペン字2巻

2巻、楷書の学習

  • はじめに
  • この巻の学習の進め方
  • この巻で習う美しい文字とは
  • 第1巻学習計画票
  • 部首のレッスン
  • 部品に応用できる感じのレッスン
  • 楷書かな交じり文

1日目、「にんべん」「ぎょうにんべん」と「さんずい」「にすい」の書き方

「にんべん」と「ぎょうにんべん」の起筆は軽く打ち込む

「にんべん」と「ぎょうにんべん」は、左払いとたて画が構成されています。どちらの画も起筆の角度は斜め45度程度に軽く打ち込むと、楷書らしい力感あふれる字形になります。

「さんずい」と「にすい」は点の方向と位置に気をつけて

「さんずい」はたてに一直線上に3つの点を並べてしまうと、非常にバランスの悪い形になります。それぞれの点の位置と方向に気をつけて書くようにしましょう。「さんずい」を含む漢字は、常用漢字に118字もあるので、形をきちんと身につけるようにしましょう。

2日目、「てへん」「うしへん」と「りっしんべん」の書き方

「てへん」と「うしへん」は、たて画の右側を短く書くのがポイント

「てへん」にも「うしへん」にも、たて画があります。たて画の右側は短くして、つくりの邪魔にならないようにしましょう。またつくりは偏と接触しないように、うまく避けながら書きますが、あまり離れすぎると不格好になるので気をつけてください。

「りっしんべん」は右側の点を左側よりも短く打ちます

「てへん」「うしへん」と同じように、「りっしんべん」もつくりと接触しないように、右側の点を小さく書きます。左側の方は、それより少し大きめに書きましょう。また「りっしんべん」は筆順の間違いやすい部首です。第1画目、2画目で先に点を書きます。

3日目、「こざとへん」「おおざと」と「しめすへん」「ころもへん」の書き方

「こざとへん」は「おおざと」よりも少し小さめに書きましょう

「こざとへん」と「おおざと」は非常によく似ていますが、「おおざと」は大きめに書き、「こざとへん」は小さく書くのがポイントです。「こざとへん」では、たて画の最後を必ず止めます。一方「おおざと」では、止めても払っても構いません。

「しめすへん」と「ころもへん」は3画目まで同じ書き方です

「しめすへん」と「ころもへん」の書き方は、3画目まではほとんど同じです。注意すべきことは、「しめすへん」の4画目の点、「ころもへん」の4画目と5画目の点は、つくりと接触しないよう小さく打って、すっきり見せるようにすると美しい字形になります。

4日目、「なべぶた」と「うかんむり」の書き方

「なべぶた」の横画の長さは様々です

「なべぶた」は「けいさん」とも言います。1画目は斜めの点にしても、短いたて画にしても、どちらでもいいです。2画目の横画は、文字によって長さが変化することを覚えておきましょう。

「うかんむり」は2画目、3画目の角度を変えて書きましょう

「うかんむり」を書く時には、2画目の角度と3画目のはねる角度を変えて書くようにしてください。2画目を書く場合は真下より少し左方向に書き進め、最後は止めます。一方、3画目を書く場合は内側に向かって短くはねるようにしましょう。

5日目、「くさかんむり」と「しんにょう」の書き方

「くさかんむり」は横画の上に出る部分を長めに書こう

かんむりを書く際の基本は、上に出る部分を長くして、下に出る部分を短くすることです。これは「くさかんむり」の場合も同様で、2画目、3画目を書く時には、上に出る部分を長くして、下に出る部分を短く書きましょう。また2画目、3画目を書く時に、傾けすぎないように気をつけます。

「しんにょう」の2画目は三角形に折れます

最も形の取りにくい部首として、「しんにょう」を挙げることができます。「しんにょう」を書く時のポイントは、2画目の三角形が2つ作られるように細かく折り、3画目の少し右下に長く書くようにすると、字形が安定します。上に乗る部分との位置関係に注意して書くようにしましょう。

6日目、「はこがまえ」と「くにがまえ」の書き方

「はこがまえ」を書く際には、筆順に気をつけよう

「はこがまえ」を書く場合には、最初に横画を書き、次に中に入る部分を書いてから、最後に外側の囲みを書く順番になります。この筆順は、「はこ」の中の形に関わらず同じであることを知っておきましょう。またバランスよく書くポイントとして、たて画の部分は少し右に倒すようにしましょう。

「くにがまえ」は垂直に左右のたて画を書こう

「くにがまえ」は、全体的にややたて長の長方形の格好になります。ですから左右のたて画は、下の部分をすぼめるようにします。また垂直に書くようにすると、綺麗な字形になります。楷書の書き方では、左右のたて画と横画が接する場所は、たて画を下に出すようにして書きます。

7日目、「まだれ」「がんだれ」と「やまいだれ」の書き方

「まだれ」と「がんだれ」は短めに横画を書きましょう

「まだれ」は「がんだれ」の上に1画加えただけの字です。だから「まだれ」の2画目と3画目の書き方は、「がんだれ」と同じになります。「まだれ」も「がんだれ」も横画を書く時には、短めにしましょう。また左払いはそり気味にして長く払えば美しい字形になります。

「やまいだれ」は点の離れすぎと左払いに気をつけましょう

「やまいだれ」は「まだれ」の横に点を2つ足した形です。だから3画目までは「やまいだれ」も「まだれ」も同じ書き方になります。4画目、5画目の点を打つ時には、3画目の左払いから離れすぎないように気をつけてください。

8日目、「ひとあし」と「れんが」の書き方

「ひとあし」の最後の部分は、真上にはねる

「ひとあし」を書く時には、左払いの傾き具合と、右側の画の曲げ方、そしてはねる方向に注意しましょう。真上にはねるように心がけると、美しい字になります。またバランスよく書くためのポイントとして、2つの画の離す程度も重要になります。

「れんが」は左右の点を大きく書こう

「れんが」は「れっか」とも言います。バランスのいい形にするためには、左右の2点を大きく書くことが大切です。点の傾け方は大きく3種類に分類することができますが、自分の好きなものを書くようにしましょう。ただし、通常はどの点も収筆は全て止めます。

9日目、熟語の練習

1日目から8日目までに学んだ漢字や部首を用いて、2字の熟語を書いてみましょう。文字の中心の取り方や、左右に長く張り出す画などに注意して書いてみましょう。

10日目、文章の練習

1日目から8日目までに学んだ漢字や部首を用いて、実際に文章を書いてみましょう。1巻で学習したひらがなやカタカタも含まれていますので、これまで学習してきた内容の総復習のつもりでチャレンジしてみましょう。

11日目、刀と力を含む漢字

「刀」を書く時は、平行に2本の斜めの線を書こう

「刀」を美しく書く時のポイントは、2本の斜めの線の傾け方と、1画目のはねる方向です。2本の斜めの線を書く場合は、平行に書きます。またはねる角度は90度ぐらいにすると、美しい「刀」になります。また下を水平にそろえるように書くとバランスがよくなります。

12日目、大と口を含む漢字

「大」は下につく場合、横画は払いよりも長くしましょう

「大」という字は、1字で書く時と他の文字の中に含まれる時とでは、字の形が大きく変わります。文字の下につく場合には横画は払いよりも長く書き、払いは止めるようにします。また文字の真ん中に入る場合には、扁平に書くようにしましょう。

「口」は右下の横画を突き出して書くのがポイント

「口」は約2000字ある常用漢字のうち、約350字の漢字に含まれます。非常に大切な字なので、何度も繰り返して練習するよう心掛けてください。「口」を書く場合は、右下の横画を突き出すように書きましょう。左下はたて画を、右下は横画を出すように書きます。

13日目、子と女を含む漢字

「子」は2画目の始めとはねを中心線にしましょう

「子」を書く際には、2画目の書き始めの位置とはね上げる部分を垂直にそろえるように心がけましょう。そうすることで、バランスのいい字になります。また3画目の横線は真ん中よりやや上の部分に書きます。この時、線が長すぎたり短すぎたりせず、適度な長さになるよう気をつけることがポイントです。

「女」は画と画の交わる場所に気をつけましょう

「女」を書く時には、1画目と2画目の交差する場所が、文字の中心線よりも少し右側にずれるように書きます。そうすることで、安定した字となります。また「おんなへん」を書く際には、3画目をつくりの1画目に向けて右上がりにはね上げ、右にはみ出す線を短くするように書きましょう。

14日目、土と山を含む漢字

「土」は、たて画を上に突き出すのがポイント

「土」を書く時に注意すべきことは、2画目を長く上に突き出すことです。上に長く突き出すように書くと、美しい字になります。また「つちへん」の場合は、3画目を書く際に右上に払い上げるように書きましょう。

「山」は1画目を垂直に書きましょう

「山」を書く時のポイントは、1画目を垂直に書くことです。また1画目と2画目、3画目のたて画は、間隔を等しくすると美しい字になります。ただし、「やまへん」を書く場合には、右の方を少し短くして、形をたて長にするようにしましょう。

15日目、夕と寸を含む漢字

「夕」は2画目を長く払うのがポイント

「夕」は1、2画目ともに収筆を払いますが、バランスの良い形にするためには1画目の位置よりも2画目の払い終わる位置がやや左に出るようにします。また、払いの傾け方も重要になってきます。

「寸」は60度の角度ではねる時は長めにするのがポイント

「寸」を書く場合には、2画目のはねの部分を長くし、60度の角度ではねるようにします。はねの長さが短かったり、角度が狭かったりすると、バランスの悪い形になってしまいますので気をつけましょう。そして3画目は中央付近に、斜めに書きましょう。

16日目、火と王を含む文字

「火」は3画目を垂直に書き出すのがポイント

「火」の1画目の点は、1文字、偏共に垂直に書き出します。3画目の左払いも、途中までほぼ垂直すると形が安定します。「ひへん」の4画目はすごく短めにしましょう。

「王」は横画の長さに変化をつけましょう

「王」は3本の横画のうち、上2本の長さはほぼ同じにし、一番下の横画だけやや長めにします。偏になる場合は十分縦長にして、一番下の横画は右上がりにします。1字、偏共に横画同士の間隔はほぼ等しくとるようにしましょう。

17日目、方と心を含む漢字

「方」は中心よりやや右ではねるようにしましょう

「方」はまず正しい筆順をしっかり覚えましょう。偏の場合も筆順は同じで、形のバランスをとるポイントは、3画目のはねる位置です。中心よりやや右ではねるようにしましょう。

「心」の2画目は内側に向かってはねましょう

「心」の1画目は、真下かやや左下の方向に向かって書きましょう。2画目の曲げ方、長さ、はねる方向は、形を整えるための重要なポイントです。内側に向かって大きめにはね、3画目と4画目の点は、はねを挟む位置に打ちましょう。

18日目、木と米を含む漢字

「木」が偏になるときは右側を短くかきましょう

「きへん」のたて画は、短めに書いた横画のきわめて右端の位置で交わるようにします。そして、3画目はたて画と横画が交差したところから書き始め、4画目は短く点のように書きましょう。

19日目、熟語の練習

11日目から18日目に練習してきた漢字や部品を使い、熟語を書いてみましょう。中心にくる線はどれか、書き始めはどの位置か、つくりの書き始めはどの位置か、この3点に注意して書きましょう。

20日目、文章の練習

これまでに練習した漢字や部品を含む文章を練習しましょう。熟語と同じように、中心にどの線がくるか、書き始めはどの位置かを意識して書きましょう。

21日目、日と白を含む漢字

「日」の右下はたて画を突き出すように

「日」の右下の閉じ画は、1字、偏共にたて画が下に突き出すようにしてください。横画で仕切られた上部のあきと下部のあきは、ほぼ同じ広さか下がひろくなるようにしましょう。

22日目、月と目を含む漢字

「月」はたて画がそりあうように

「月」を書くときは2本のたて画がそりあうように書きます。1画目の最後は1字でも偏の場合でも払うようにします。文字の下部につく場合はとめたほうが安定する場合もありますが、払った形でも間違いではありません。

23日目、戸と皿を含む漢字

「戸」の2画目は折れた後左へ

「戸」の1画目は斜めの点でも横画でもいいです。2画目の折れの後は、真下に進めるのではなく、やや左下方向へ書き進めてください。最後の左払いは軽くそりながら、長めに引いてはらうようにします。

24日目、立と石を含む漢字

立」は3画目の傾けすぎに注意しましょう。

「立」の3画目は、上下の横画につけないほうがすっきり明るく見えます。そして傾けすぎないように注意してください。傾けすぎると中の余白が狭くなり、窮屈な感じになってしまします。

25日目、竹と糸を含む漢字

かんむりになる「竹」は下を短くする

かんむりを書くときは、下にくる部分を邪魔しないように、したに伸びる線は短めにします。「たけかんむり」も3画目と6画目は短くしますが、逆に1画目と4画目は上に長くだします。

26日目、言と貝を含む漢字

偏になる「言」は右端をそろえましょう

「ごんべん」の2画目の横画は、1画目の点に対して左側へは長めにだし、右側はごtく短めにします。つくりの邪魔にならないように右端をそろえるつもりで書いてもいいです。

27日目、車と金を含む漢字

「車」は横画を等間隔に書くようにしましょう。

「車」は横画どうしのを等しく見えるように書くことがポイントで、これは1字の場合も偏の場合も同じです。ただし、偏になった場合は、5画目の横画が右に出過ぎないように注意しましょう。

28日目、雨と門を含む漢字

かんむりの「雨」は2画目を左下へ

1字で書く「雨」はやや下をすぼめるのですが、「あめかんむり」の2画目はやや左下方向に書き、最後は止めます。中に入る4つの点は、たて画に近づけて斜めに打つと引き締まった形になります。

29日目、熟語の練習

21~28日目に練習した漢字や部品を使って、熟語を書きましょう。書きはじめの位置、文字の中心、幅が基準線よりはみ出している線などに注意して書きましょう。

30日目、文章の練習

これまでに学習した漢字や部品を含んでいる文字を練習しましょう。書き始めの位置や、中心の取り方、文字の幅、基準線よりはみ出している線などをよくみて書いてみましょう。

31日目、1行の文を書こう①

楷書の総まとめとして、漢字とかなを使った名言やことわざに挑戦します。中心線の通る位置、文字の大小、長短に注意して書いてみましょう。

32日目、1行の文を書こう②

横書きの注意点は以下の通りです。

  • 横画やや右上がりにそろえる
  • 文字の中心(重心)をそろえる
  • 画数の多い字を大きめに、少ない字を少なめに書く

33日目、2行の文を書く①

文が2行になっても、それぞれの行の中心をまっすぐに通すことを心がけましょう。それと、文字の幅の違いもよく観察して書きましょう。

34日目、2行の文を書こう②

漢字やカタカナ、ひらがなの混じった文は、画数の多い漢字を大き目に、画数の少ないひらがなやカタカナを小さめに書くとバランスがよく見えていいです。数字も小さめに書くといいでしょう。

35日目、2行の文を書く③

楷書編最終日。2行以上の文章を書くときの注意点は、字間を狭めに行間を広めにとって書くことです。


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